2015年にシリアで行方不明になっているフリージャーナリストの安田純平さんが武装組織に拘束されており、助けを求める動画が公開されました。
戦場へ赴くジャーナリストの方は多いですが、常に危険と隣り合わせ。
そんな方々にとって今回の事件はまさに他人事ではないでしょう。
しかし、安田純平さんが拘束されたのは今回が5回目。
この事を踏まえて世間の感想から今一度考えてみました。
5回目の拘束をされた安田純平に対する世間の感想
海外で邦人が拘束されたというニュースが流れると、何とか元気な姿で戻ってきて欲しいと心配する声が多く見られます。
しかし今回の安田純平さんは、過去にも拘束された事があるフリージャーナリストです。
度重なる拘束と開放のお願いについて人々の感想を見てみると、厳しいものでした。
『自分から危険な場所と認識しているところに行っている』
『危険なところに行ったのは自己責任』
といった声が多く見られました。
また、拘束されると開放の為に身代金を要求されますが、それに関しては一部のニュースで150万ドルとも言われています。
海外で拘束された人を解放するのに多額の費用が発生するのは、誰でも推測ができるため
『災害に見舞われた人に使って欲しい』
『豪雨の被害者にお金と労力をかけて欲しい』
という声も見ることができました。
さらに、今回の動画では韓国人で名前は『ウマル』と言っておられたのに対して、
『韓国人なのだから日本は何もできない』
『外国人が外国でトラブルになったら日本は口を出すの?』
と言った意見も見られました。
これに対しては本当なのか?言わされているのか?と真偽が問われるところです。
議員さんで二重国籍が問題になったこともあり、もし外国人なら問題は更に複雑になりそうです。
厳しい意見はtwitterでの発言が原因?
世間の意見がこれほど厳しいのには、度重なる拘束だけでなく安田純平さん自身の発言も関係があるようです。
その一面を垣間見ることができました。
なかなか尖った発言と感じました。
これを目にした人たちが開放に対して『口も手も金も出すな!』と言っているようです。
以前、開放されたときに尽力して頂いた人や世間に対してお礼を言って教訓にすれば『これほど厳しい声が多く出ることはなかったのではないか?』と思いました。
日本政府の対応は?
この動画がニュースに流れた後の日本政府の見解がでました。それによると
『邦人の安全確保が最大の責務であり
引き続きさまざまな情報網を駆使して
全力で対応に努めております。』
とコメントしております。
一変すると助ける方向に動いてくれそうですが、気になる点があります。
1つ目は『安田純平さんが邦人であるか?』という事です。
韓国人でも帰化していれば日本人ですが、本当に外国人となると『相手国にたいして協力する』とも聞き取れます。
2つ目は『全力で対応に努めて…』という部分
ニュースでは開放に向けてと言っていますが、動画で分かる範囲だと菅官房長官は『開放』という言葉を使っていません。
日本政府が渡航に関して中止勧告をしていたのに無下にしたことを考えると、ちょっと引っかかるところがあります。
『全力で対応に努める』のは国民感情に向けてだから『開放』という言葉を使わなかったのも知れません。
仕事や会社に置き換えると…
最後に一般の感覚からすると、仕事での致命的なミスを何度も犯す人は、どんなに情熱を持っていても信用がなくなってしまうと思います。
Ex. 重大な医療ミスを繰り返す医者
Ex. 事故を繰り返すドライバー
がいたとしたら患者やお客からしたら拒否すると思います。
ジャーナリストが拘束されたら開放に向けてたくさんの人が動き、関係各所も大変な思いをします。
戦争や紛争の本当の姿は現地を見なければ知りえないこともあると思いますが、それと引き換えに何度も迷惑をかけていいとは言えないのではないでしょうか!?